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Tailwind CSSのカラー:v4のOKLCHパレット、カスタムカラーとシェード

Tailwind CSS v4には、50から950まで11段階のシェードを持つカラースケールが26種類あり、合計286色がOKLCHで定義され、--color-blue-500 のようなCSS変数として使えます。独自の色は @theme { --color-brand-500: oklch(...) } で追加します。同じ段階の番号でも明度は同じではありません。白背景で4.5:1を満たす最も明るい青はblue-600ですが、黄色は700が必要です。

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Tailwindのカラーパレットの構成

Tailwind v4.3のデフォルトパレットには、名前付きのスケールが26種類あります。有彩色は17種類で、red、orange、amber、yellow、lime、green、emerald、teal、cyan、sky、blue、indigo、violet、purple、fuchsia、pink、roseです。ニュートラルは9種類で、v3からあるslate、gray、zinc、neutral、stoneに、v4で追加されたmauve、olive、mist、taupeが加わります。さらにblackとwhiteがあります。

どのスケールも同じ11段階で構成されています。50、100、200から900まで、そして950です。50はほぼ白、950はほぼ黒です。クラス名はユーティリティに色と段階を付けた形で、bg-blue-500、text-rose-700、border-zinc-200のようになります。

段階の番号はスケール内の位置であって、明度の値ではありません。500の段階でも、OKLCHの明度はgrayの55.1%からyellowの79.5%まで幅があります。yellow-500とblue-500を文字色にしたときの扱いがまったく違うのはこのためです。

クラスOKLCHの値HEXフォールバック白背景でのコントラスト
yellow-500oklch(79.5% 0.184 86.047)#efb1001.92:1
amber-500oklch(76.9% 0.188 70.08)#fd9a002.14:1
green-500oklch(72.3% 0.219 149.579)#00c9502.22:1
cyan-500oklch(71.5% 0.143 215.221)#00b8db2.37:1
orange-500oklch(70.5% 0.213 47.604)#ff69002.89:1
red-500oklch(63.7% 0.237 25.331)#fb2c363.81:1
blue-500oklch(62.3% 0.214 259.815)#2b7fff3.76:1
indigo-500oklch(58.5% 0.233 277.117)#615fff4.58:1
gray-500oklch(55.1% 0.027 264.364)#6a72824.84:1

Tailwindのblue:全シェードのOKLCH、HEX、コントラスト

Tailwind v4が定義するblueのスケール全体です。HEXの列は、明度と色相を保ったままクロマを下げて求めた最も近いsRGBの色です。コントラスト比はそのHEXで測ったWCAG 2の値です。

白背景で本文テキストの4.5:1を満たす最初の段階はblue-600です。blue-500は黒背景では5.58:1で合格しますが、白背景では3.76:1で不合格です。白と黒の両方で4.5:1を満たすblueの段階はないため、ライトテーマとダークテーマでは別の段階を使う必要があります。

クラスOKLCHの値HEXフォールバック白背景黒背景
blue-50oklch(97% 0.014 254.604)#eff6ff1.09:119.30:1
blue-100oklch(93.2% 0.032 255.585)#dbeafe1.22:117.21:1
blue-200oklch(88.2% 0.059 254.128)#bedbff1.42:114.77:1
blue-300oklch(80.9% 0.105 251.813)#8ec5ff1.81:111.58:1
blue-400oklch(70.7% 0.165 254.624)#51a2ff2.64:17.96:1
blue-500oklch(62.3% 0.214 259.815)#2b7fff3.76:15.58:1
blue-600oklch(54.6% 0.245 262.881)#155dfc5.25:14.00:1
blue-700oklch(48.8% 0.243 264.376)#1447e66.83:13.07:1
blue-800oklch(42.4% 0.199 265.638)#193cb88.82:12.38:1
blue-900oklch(37.9% 0.146 265.522)#1c398e10.37:12.03:1
blue-950oklch(28.2% 0.091 267.935)#16245614.78:11.42:1

白背景でWCAG AAを満たすTailwindのシェード

合格する最も明るい段階は色相によって変わります。orange、amber、yellow、limeと、緑系、ティール系、シアン系、スカイ系は500ではまだ明るく、本文テキストには700が必要です。red、blue、violet、purple、fuchsia、pink、roseは600で、indigoは500で合格します。例外はyellowで、yellow-600でさえ2.93:1にとどまり、大きな文字の基準も満たしません。

結果を予測するには、段階の番号より明度のほうが確実です。286色すべてで、OKLCHの明度が58%未満のシェードは白背景で4.5:1を満たし、59.2%を超えるシェードはすべて満たしません。クラスの値のLを見れば、テストする前に答えがわかります。

色4.5:1を満たす最も明るい段階Hexコントラスト比3:1を満たす最も明るい段階
red600#e7000b4.77:1500
orange700#ca35005.22:1600
amber700#bb4d005.03:1600
yellow700#a65f004.93:1700
lime700#497d004.98:1600
green700#0082364.95:1600
emerald700#007a555.36:1600
teal700#00786f5.36:1600
cyan700#0075955.28:1600
sky700#0069a85.86:1600
blue600#155dfc5.25:1500
indigo500#615fff4.58:1400
violet600#7f22fe5.89:1500
purple600#9810fa5.54:1500
fuchsia600#c800de4.66:1500
pink600#e600764.54:1500
rose600#ec003f4.53:1500
gray500#6a72824.84:1500
olive600#5b5b4b6.90:1500

olive以外のニュートラルはすべて500で合格します。olive-500は明度58%で黄みがかった色相を持ち、4.25:1にしか届きません。gray-500とolive-500の文字色は置き換えがきかないということです。

Tailwind v3とv4のカラーの違い

v3では、色はtailwind.config.jsのtheme.extend.colorsにHEX値で定義していました。v4では設定がCSSに移り、色は@theme内のテーマ変数としてOKLCHで書かれ、CSS変数として公開されます。そのため、素のCSSやインラインスタイルでもvar(--color-blue-500)が使えます。

パレット自体は描き直されたのではなく、調整されただけです。OKLCHに変換すると、v3のblue-500(#3b82f6)はv4のblue-500と明度も色相もまったく同じです。上がったのはクロマだけで、0.188から0.214になりました。blueのほかの段階も同じ傾向ですが、blue-400だけは明度も0.7ポイント暗くなっています。コントラストはほとんど変わらず、色はより鮮やかに見えます。

増えたクロマはsRGBの外にまで及びます。v4の286色のうち94色はsRGBの外、Display P3の内側にあり、すべて有彩色です。orangeは11段階中9段階、blueは4段階(200〜500)が外側です。P3対応の画面では本来の色が表示され、sRGBの画面ではブラウザが近い色で表示します。v4の対象はSafari 16.4、Chrome 111、Firefox 128以降で、いずれもoklch()に対応しています。

クラスv3のHEXv4のHEXフォールバッククロマ v3→v4白背景 v3→v4
blue-400#60a5fa#51a2ff0.143 → 0.1652.54 → 2.64
blue-500#3b82f6#2b7fff0.188 → 0.2143.68 → 3.76
blue-600#2563eb#155dfc0.215 → 0.2455.17 → 5.25
blue-700#1d4ed8#1447e60.217 → 0.2436.70 → 6.83

CSS

@theme {
    --color-blue-500: oklch(62.3% 0.214 259.815);
}

.card {
    border-color: var(--color-blue-500);
}

Tailwind v4でカスタムカラーを追加する方法

@theme内で、--color- の名前空間に変数を宣言します。--color- より後ろの部分がクラス名になるので、--color-brand を定義すればbg-brand、text-brand、border-brand、ring-brandなどすべてのカラーユーティリティと、CSSのvar(--color-brand)が使えるようになります。値にはHEX、rgb()、hsl()、oklch()のどれでも使えます。

デフォルトパレットを拡張するのではなく置き換えたい場合は、まず --color-*: initial で名前空間をリセットしてから、必要な色だけを定義します。ユーティリティは実際に使ったクラスの分しか生成されないので、ほとんどのプロジェクトはデフォルトを残したままにしています。

CSS

@import 'tailwindcss';

@theme {
    --color-brand: #e4572e;
    --color-ink: oklch(21% 0.02 260);
}

アクセントカラーが1色だけなら --color-brand ひとつで十分です。hover時の色、淡い背景色、ダークモードが必要になったら、番号付きの段階を持つスケール全体を定義しましょう。

50〜950のカスタムスケールを作る方法

下のスケールは #e4572e から生成したものです。この色の明度63.7%は500の段階に一致するので、ブランドカラーはそのまま500に収まります。ほかの段階はTailwindの明度カーブに沿い、色相は同じまま、クロマは500と600で最大になって両端に向かって小さくなります。すべてsRGBの範囲に収まっているため、HEX値は正確です。

Tailwind自身の暖色系と同じく、このスケールも白背景の本文テキストには600が必要です。brand-500は3.68:1で、大きな文字とアイコンにしか使えません。

クラスHex白背景
brand-50#fcf3f01.09:1
brand-100#fae4de1.22:1
brand-200#f8cec31.44:1
brand-300#f3ae9a1.85:1
brand-400#ed7d5e2.73:1
brand-500#e4572e3.68:1
brand-600#ce3a004.97:1
brand-700#ae30006.52:1
brand-800#9126008.46:1
brand-900#77260e10.15:1
brand-950#44150815.48:1

CSS

@theme {
    --color-brand-50: oklch(97% 0.01103 36.478);
    --color-brand-100: oklch(93.477% 0.02574 36.478);
    --color-brand-200: oklch(88.485% 0.04964 36.478);
    --color-brand-300: oklch(81.145% 0.08641 36.478);
    --color-brand-400: oklch(71.064% 0.14524 36.478);
    --color-brand-500: oklch(63.723% 0.18385 36.478);
    --color-brand-600: oklch(56.583% 0.19167 36.478);
    --color-brand-700: oklch(49.952% 0.16921 36.478);
    --color-brand-800: oklch(43.729% 0.14814 36.478);
    --color-brand-900: oklch(38.935% 0.11766 36.478);
    --color-brand-950: oklch(27% 0.07538 36.478);
}

貼り付けるときは精度を落とさないでください。明度を0.1%単位、クロマを小数点以下3桁に丸めると、brand-600がわずかにsRGBの外に出ます。実害はありませんが、HEXとは正確に一致しなくなります。

bg-blue-500/50のような不透明度モディファイアの仕組み

色の後ろにスラッシュを付けるとアルファ値を指定できます。bg-blue-500/50は、不透明度50%のblue-500です。v3ではこれがrgb(59 130 246 / 0.5)にコンパイルされていたため、Tailwindがチャンネルに分解できる色でしか使えませんでした。CSS変数で定義したカスタムカラーには、rgb(var(--brand) / <alpha-value>)という特別な書式が必要でした。

v4ではモディファイアがOklabのcolor-mix()にコンパイルされ、色をtransparentと混ぜます。そのため、テーマ変数、bg-[#e4572e]/50のような任意の値、独自のCSS変数など、どんな色でも使えます。

不透明度はコントラストに影響します。白の上では、blue-500/50は #95bfff、blue-500/10は #eaf2ff として表示されます。blue-600の文字は5.25:1ですが、text-blue-600/60にすると2.62:1まで下がり、大きな文字の基準すら満たしません。

CSS

.bg-blue-500\/50 {
    background-color: color-mix(in oklab, var(--color-blue-500) 50%, transparent);
}

任意のHEXに最も近いTailwindのクラスを探す方法

HEXを286色すべてのシェードと、Oklabでの知覚的な距離(ΔEOK)で比較します。約0.02未満なら並べても差がほとんどわからないので、Tailwindのクラスで置き換えられます。約0.04を超える場合は、カスタムカラーを追加しましょう。

表は実際の一致例です。v3の古いHEX値はv4の同じクラスに対応し、#ff5733 のような典型的なブランドオレンジはorange-600とred-400の中間に位置します。PickShadeのTailwindページでは、どんな色でもこの検索を行い、最も近い3つのクラスを表示します。

あなたの色最も近いv4のクラスクラスのフォールバックΔEOK
#635bffindigo-500#615fff0.008
#1da1f2sky-500#00a6f40.020
#10b981emerald-500#00bc7d0.021
#3b82f6blue-500#2b7fff0.026
#e4572eorange-600#f549000.042
#ff5733orange-600#f549000.046

よくある質問

Tailwind CSSには何色ありますか?

Tailwind CSS v4.3には、50から950まで11段階のシェードを持つカラースケールが26種類あり、合計286色にblackとwhiteが加わります。17種類が有彩色、9種類がニュートラル(slate、gray、zinc、neutral、stone、mauve、olive、mist、taupe)です。

Tailwindのblue-500のカラーコードは?

Tailwind v4のblue-500はoklch(62.3% 0.214 259.815)で、わずかにsRGBの外にあります。最も近いHEXは #2b7fff です。Tailwind v3のblue-500は #3b82f6 で、明度と色相は同じですがクロマが低めでした。

Tailwind v4でカスタムカラーを追加するには?

CSSの@theme内で、--color- の名前空間に変数を追加します。たとえば @theme { --color-brand-500: oklch(63.7% 0.184 36.48); } です。するとTailwindがbg-brand-500、text-brand-500などすべてのカラーユーティリティを生成し、値はvar(--color-brand-500)としても使えます。

白背景でアクセシブルなTailwindの色は?

白背景で本文テキストの4.5:1を満たすには、red、blue、violet、purple、fuchsia、pink、roseは600、orange、amber、yellow、lime、green、emerald、teal、cyan、skyは700、indigoとほとんどのニュートラルは500を使います。ニュートラルの中ではoliveが例外で、600が必要です。

Tailwind v4の色がv3より鮮やかに見えるのはなぜですか?

Tailwind v4は色をOKLCHで定義し、クロマを引き上げたからです。たとえばblueのスケールでは、明度と色相はv3とほぼ同じまま、中間の段階のクロマが0.02〜0.03上がりました。286色のうち94色がsRGBの外にあり、より広いDisplay P3の色域を使うため、最近のiPhoneやMacなどP3対応の画面ではより鮮やかに見えます。

Tailwind v4の@themeでHEXカラーは使えますか?

はい。テーマ変数にはHEX、rgb()、hsl()、oklch()を含むあらゆるCSSカラーを指定できます。v4は不透明度モディファイアをcolor-mix()で生成するため、どの形式でも不透明度モディファイアが使えます。

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